☆しんちゃん☆さんの口コミ
通りを歩く若者達
その服装からは自由な個性を読み取る事ができる
この街は夜の街とは違い独特な"味"を醸し出している
気楽に入れるリーズナブルな店が立ち並び
若者達も各々の"イキツケ"の店を見つけてこの街を楽しんでいる
大人の上質な"遊び"を楽しめる場所など少ない
カネが無くても遊べる若者達の街だ
私は、上質な"遊び"を堪能できる場所を探すのに必死になっていた
通りを歩いていると世界的に知られる某有名チェーン店の看板が見える
その横で光るピンク色の看板
"ここだ"
[SONIA ]と書かれた看板の横の扉を開ける
薄暗い階段を"ゆっくり"と降りる
少年の頃、秘密基地を作った経験がある
その頃抱いていた"秘密"という言葉の中身は何の重みも無かった
大人になり"卑怯"を覚え、"卑怯"を隠す
そして"秘密"になる
この階段は少年の自分には理解しがたい"秘密"の階段
階段の奥に潜む部屋こそが"大人"の秘密基地なのだ
地下には皮張りの高級ソファがあり
ラフな服装の女性が行き交う
チャイナドレスを身に纏ったマネージャーが居たりと
なんともノスタルジーな雰囲気だ
ラフな服装の初々しい女性達が接客をしてくれる
私はビールを頂こう
女は言う
私も一杯いいかしら
グラスを合わせる"カラン"という音が響いた
初々しい女の口から"乾杯"と溢れる
学生時代の恋愛と言えばどれも茶番で
本物の男女の楽しみが欠落していた
男女の熟した経験や身体を交わす行為への興奮など何も無い
しかし、それもそれで"大切"な"思い出"として引き出しに雑に仕舞い混んである
この店は、その引き出しの扉を"カラン"という音と共に意図も簡単に開けるのだ
"扉の中の若い私はまだ"卑怯"を知らない"
あの階段は私にとって大切な"秘密"の階段なのだ
今夜は少年の私とサケを交わすことにしよう